北京大学3カ国カルチャーショック1997年に出版された本なので、この本の中で紹介されている事が全く同じ状況とは言えないが、この本の著者が北京大学留学中に経験したこと、というか目の当たりにしたことをありのままに書いたと言ってもいい本だと思う。
わたしがこの本を読んだのは、北京にある大学に留学中。友人がたまたま持っていて、借りて読んだのが数年前。
本の内容をかいつまんで書くと、変に偏った見方になってしまうかもしれないので、まずは、目次から。
第1章 入学前からはじまった日韓留学生戦争
第2章 北京大学の勢力図を一変させた日韓留学生
第3章 「学問兵士」
中国人学生の猛烈な日常
第4章 政治闘争は今は昔、現実に生きる学生たち
第5章 食の国の「日・中・韓」レストラン興亡史
第6章 恋愛、酒、麻薬…何でもありの北京大学
第7章 どうしてこんなに違う?三カ国比較文化論
同じアジアの人間、それも北東アジアに属するとはいえ、日本・
韓国・
中国、それぞれ違った文化や習慣、考え方なのは当たり前。
次に、Amazonに載っているレビューから。
出版社/著者からの内容紹介
びっくり仰天!抱腹絶倒!日・中・韓のあきれた「三国志」
公然とワイロを要求する教授、立身出世に走る
中国人学生、わがもの顔にのさばる
韓国人、麻薬と買春に溺れる日本人……週刊誌記者が体験した
中国の最高学府のお笑い最新事情
●北京大学の謎
留学生宿舎の部屋割にも、ワイロを要求される不思議/歩きながら食事をし、立って本を読む
中国人学生の日常/大学院の入試で日本人留学生が
韓国人に大敗した理由/大学当局が、カネになる
韓国人留学生を煙たがるわけ/麻薬に溺れた日本人女子留学生の「
中国嫌い」の真相/夜になると野外ラブホテルと化すキャンパスの実態
ここまでくると、
中国の大学生活を全くしらない人が見たら、えらい誤解が生じそうで怖い。
でも、留学経験のある人なら、わかると思うが、これが結構、的を得ていたりして、それがまた怖い。
そこで、わたしが目の当たりにしたこと、
韓国人である主人やその友人を見て感じたことを、ここでちょっと紹介。(5年ほど前の状況ですので、今はまた変わっていると思いますが…)
(1)留学中は、大学院修士課程に籍をおいていたが、確かに、大学院の留学生の多くは
韓国人だった。でも、これは日本人と
韓国人の学位に対する意識の違いからくるものだと思う。学位を、それもより高い教育の学位を取ることに関しては、日本人よりも
韓国人の方がこだわりがあると思う。特に、
韓国の家庭では、長男には社会に出るのが多少遅くなっても、より高い教育を受けさせるというのが昔から当たり前だった。(今はそうも言っていられないかもしれないが)
(2)麻薬の話しは聞いたことはあるが、わたしの周りでそれにのめり込んでどうにもならなくなった留学生は見たことはない。
(3)ワイロを要求する、という話しも聞いたことはあるが、うちの大学は北京大学ほど規模が大きくなかったし、企業とかからの留学生も少なかったから、それほど目立たなかったかも。でも、ささやかな要求はあった。例えば、学部生だった日本人留学生に対して、日本で買える高価な学術書の類いを買ってきて欲しい、そうすれば期末試験はまあ…、ってな具合。
(4)野外ラブホテルっつうのはちょっとねー。わたし自身は目の当たりにしたことはないけど、絶対ありえない、とはいいきれないところが…。それにはちゃんとした理由がある。(こんなことにちゃんとした理由があっていいのだろうか…)
中国人学生、特に学部生の寮は一部屋に7〜8人で生活し、各自のスペースといったら二段ベッドの自分のベッドの上ぐらい。大学キャンパス内はもちろん外灯があるが、それにしても暗い。キャンパスだからベンチぐらいはあっちこっちにあるが、夜歩いていると、暗くてよく見えず、何か話し声がすると思ったら、カップルがよりそって坐っている姿が突然目の前に現れるなんてのは当たり前。
(5)
韓国人留学生は日本人留学生より声がでかい。おしも強い。体も大きい。寮内で
韓国料理を作って食べることが多い。ってなわけで、わがもの顔というよりは存在感があるんだよねー、これが。日本人も昔より体が大きくなったと言うけど、北京の留学生を見ている限り、やっぱり小柄。最近の
韓国人の若い子はがたいが大きい。
この本の目次やレビュー見ていると、よその国の人の特徴で笑いをとって、滑稽に書いているようにも見えるが、全部読んでみると、そうとも言えない。良いことも書いているし、日本人がぎょっとすることも書いている。三ヵ国の学生たちの特徴をわかりやす〜く書いた本ぐらいの認識で読むと、いいかも。特に
中国の留学経験がある人は笑いながら読めます。
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