韓国語を勉強すると、まずは聞き手が話し手である自分よりも目上か目下かなどをしっかり考えて話すことがわかる。 そして、それは日本語よりもより厳密である。
韓国語の初級のテキストなどにも必ずと言っていいほど登場するのが、自分の身内である父親や母親のことを他人に話す場合にも、「お父様」「お母様」などという言葉を使っている場面。
初めて目にした時には、「ほぅ〜、そういうもんか」と思ったものだ。
確かに、現在、聞いたり、読んだりする韓国語はネイティブもそういうふうに使っている。 しかし、先日、主人にそのことを話したら、「もともとは、日本語みたいに使っていた」と言うではないか。
主人 : 「4、5歳の頃、人前で自分の父親のことを“제 아버님”と言ったりしたら、大目玉をくらったよ」
お父さんが言うには、「お前にとって私は“아버님”だけど、他の人の前ではそういう言い方をするものではない」そうである。 ちなみに、お父さんは既に他界しているが、1920年前後の生まれで、主人は1970年生まれである。
主人 : 「ただ、若い人を中心に、尊敬語などの使い方が難しかったり、ややこしかったりするためか、韓国でも使い方が変わってきてしまった」、そうである。
だから、主人は仕事などで目上の人と接する場合、幼い頃に教えられたことが自然に出てくるようで、今でも、他人に“제 아버님”とは絶対言わないそうだ。例えば「私の父親」などといった言い方をするそうである。 (例えば、自分の父親がその場にいる場合、いない場合の両方ともに、だそうである)
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